セク・トゥーレとは?
せくとぅーれ
セク・トゥーレとは、西アフリカ・ギニアの初代大統領で、フランスからの独立を主導した民族主義指導者です。
アフメッド・セク・トゥーレ(1922〜1984年)は、西アフリカのギニア共和国の政治家・民族主義運動の指導者で、1958年のギニア独立とともに初代大統領に就任し、1984年に死去するまで約26年間にわたって国家を率いました。
トゥーレは労働組合運動から政治家への道を歩み、フランス植民地体制下で民族独立を訴えました。1958年、フランスのド・ゴール大統領がフランス共同体への参加を問う国民投票を実施した際、ギニアは唯一「否」を選択し、即座の完全独立を宣言しました。トゥーレの「隷属の中の豊かさより、貧困の中の自由を」という言葉はアフリカ独立運動の象徴的スローガンとして広く知られています。
独立後はアフリカ社会主義路線を掲げ、汎アフリカ主義の推進やソ連・中国との関係強化を図りました。しかし政権が長期化するにつれて権威主義的な傾向が強まり、反対派の弾圧や政治的粛清が相次ぎました。国内経済は疲弊し、多くの国民が国外へ逃れる事態にもなりました。
独立指導者としての評価と独裁者としての評価が並存しており、現代のギニアや西アフリカ史を語るうえで欠かせない複雑な歴史的人物です。
使い方・例文
アフリカ独立運動の歴史を扱う教科書や資料で、独立の象徴的指導者として「セク・トゥーレ」が紹介されます。
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