スバンテ・ペーボとは?
すばんてぺーぼ
スバンテ・ペーボは、ネアンデルタール人などの古代人のDNAを解析し、現代人との関係を明らかにした古遺伝学の先駆者で、2022年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
スバンテ・ペーボ(Svante Pääbo、1955年〜)は、スウェーデン出身の遺伝学者・進化生物学者で、ドイツのライプツィヒにあるマックス・プランク進化人類学研究所の所長を務めています。ウプサラ大学で学び、その後スウェーデン・ドイツを拠点に古代人類のゲノム研究を切り開きました。
ペーボの最大の功績は、数万年前に生きた古代人の骨などから劣化したDNAを取り出し、解読する技術を確立したことです。1997年にはネアンデルタール人のミトコンドリアDNAの配列決定に初めて成功し、2010年にはネアンデルタール人の全ゲノム解読を達成しました。この研究により、現代のヨーロッパ系・アジア系人類がネアンデルタール人と交配していたことが明らかになりました。
さらにペーボのチームは2008年にシベリアのデニソワ洞窟で発見された骨片から、それまで知られていなかった古代人類デニソワ人を発見・命名しました。現代の東南アジア・オセアニア系人類にはデニソワ人の遺伝子も一部受け継がれています。
古代人骨から現代人の祖先をたどる「古遺伝学(パレオゲノミクス)」という新分野を確立した功績が評価され、2022年のノーベル生理学・医学賞を単独受賞しました。
使い方・例文
「現代日本人にもネアンデルタール人のDNAが数パーセント含まれている」という話題で、その発見者としてペーボの名前が紹介されます。
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