スディルマンとは?
すでぃるまん
スディルマンとは、インドネシア独立戦争を指導した初代国軍最高司令官で、重病をおしてゲリラ戦を率いた国民的英雄です。
スディルマン(Sudirman、1916〜1950年)は、インドネシアの軍人・独立運動の指導者で、インドネシア国軍(TNI)の初代最高司令官です。中部ジャワ出身で教師として働いていましたが、日本占領期に軍事訓練を受け、頭角を現しました。
1945年8月17日のインドネシア独立宣言後、スカルノ・ハッタ政権のもとで独立を守るための武装闘争が始まりました。スディルマンは各地の民兵・青年組織を統合し、正規軍としてのインドネシア国軍を組織化しました。
オランダの植民地再支配に抵抗する「独立革命(1945〜1949年)」では、スディルマンは肺結核を患いながらも担架に乗って指揮を執り、ゲリラ戦術で徹底抗戦しました。1948年のオランダ軍「警察行動」によって首都ジョグジャカルタが占領されると、スディルマンは山岳地帯に逃れ持久戦を継続しました。この不屈の姿勢はインドネシア国民の士気を大きく鼓舞しました。
1949年の主権移譲後、スディルマンはジョグジャカルタに帰還しましたが、1950年1月に34歳の若さで病没しました。インドネシアでは「パングリマ・ブサール(大元帥)」と称えられ、各都市の主要道路には「ジャラン・スディルマン」の名が冠されています。
使い方・例文
インドネシアの独立記念日(8月17日)の式典や教科書では必ず登場する人物で、ジャカルタ中心部の目抜き通りにもその名が付いています。
この用語をシェア
最終更新: