スタフォード・クリップスとは?
すたっふぉーどくりっぷす
スタフォード・クリップスは、第二次世界大戦後のイギリスで財務大臣として緊縮財政を主導した労働党政治家で、禁欲的な政治姿勢で知られた人物です。
リチャード・スタフォード・クリップス(Richard Stafford Cripps、1889〜1952年)は、イギリスの政治家・弁護士です。労働党に所属し、クレメント・アトリー政権下で要職を歴任しました。
クリップスはもともと急進的な左派として知られ、1930年代には反ファシズム人民戦線を唱えて労働党から一時除名されたこともあります。しかし第二次世界大戦中には連立政権の閣僚として能力を発揮し、戦後のアトリー政権では通商相・経済大臣を経て財務大臣(1947〜1950年)に就任しました。
財務大臣時代のクリップスは、戦後の深刻な経済危機に対応するため厳しい緊縮財政を実施しました。輸出促進・輸入抑制・消費制限を推進し、1949年にはポンドの大幅切り下げ(対ドルで約30%)を断行して国際収支の改善に努めました。その禁欲的・厳格な政治姿勢は国民の間でも広く認知されており、「緊縮のクリップス(Austerity Cripps)」と呼ばれることもあります。
健康を損ない1950年に辞任したのち翌年に死去しましたが、戦後イギリスの経済再建を担った重要な政治家として歴史に名を残しています。
使い方・例文
「戦後イギリスの緊縮政策を語る際には、財務大臣クリップスの名が必ず引き合いに出される」といった文脈で使われます。
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