スカルノ(アフマッド・スカルノ)とは?
すかるの(あふまっどすかるの)
スカルノとは、インドネシアの独立運動を指導し、同国初代大統領として約20年間にわたって国を率いた「建国の父」です。
スカルノ(Sukarno、本名アフマッド・スカルノ、1901〜1970年)は、インドネシア独立運動の最高指導者であり、1945年から1967年まで同国初代大統領を務めた「建国の父(バパ・バングサ)」です。オランダ植民地時代から民族主義運動を牽引し、インドネシアという多民族・多宗教国家を一つにまとめた政治的カリスマとして知られます。
スカルノは1927年にインドネシア国民党(PNI)を設立し、オランダ当局に何度も逮捕・投獄されながらも独立運動を止めませんでした。1945年8月17日、日本の敗戦直後に独立宣言を発表し、インドネシア共和国の成立を宣言しました。この日はインドネシアの独立記念日として現在も盛大に祝われています。
大統領としてのスカルノは「指導された民主主義」を掲げ、強力な指導力で国家建設を進めました。主な政治的理念・政策は次のとおりです。
- 「パンチャシラ(建国五原則)」の提唱:民族主義・人道主義・民主主義・社会正義・神への信仰
- 非同盟運動の主導(1955年のバンドン会議を主催)
- ナサコム(民族主義・宗教・共産主義)の統合による国内融和路線
- 西イリアン(西パプア)の領有権獲得
しかし1960年代に入ると経済の混乱・政治的対立が深刻化し、1965年の「9月30日事件」(クーデター未遂)後にスハルト将軍が実権を握り、スカルノは1967年に大統領を退かされました。晩年は軟禁状態に置かれ、1970年に没しました。その政治的遺産は現在のインドネシア社会においても広く参照されています。
使い方・例文
「インドネシアの独立記念日(8月17日)には、スカルノが1945年に読み上げた独立宣言の文言が今も引用されます。」
この用語をシェア
最終更新: