ジョン・ディーフェンベーカーとは?
じょんでぃーふぇんべーかー
カナダの政治家で、進歩保守党を率いて第13代首相(1957〜1963年)を務め、先住民族への選挙権付与など人権分野の改革を行った人物です。
ジョン・ジョージ・ディーフェンベーカー(John George Diefenbaker、1895〜1979年)は、カナダ第13代首相です。サスカチュワン州出身のスコットランド・ドイツ系移民の子孫で、弁護士として地道にキャリアを積んだ後に政界へ進出しました。
1956年に進歩保守党の党首に就任すると、翌1957年の連邦選挙で22年ぶりに同党を政権に復帰させました。1958年の総選挙ではカナダ史上当時最大の過半数議席を獲得し、圧倒的な支持を背景に政権基盤を固めました。
在任中の主な業績として以下が挙げられます。
- 1960年のカナダ権利章典(Canadian Bill of Rights)の制定
- 先住民族(ファースト・ネーションズ)への完全な連邦選挙権の付与(1960年)
- 農業政策の充実と西部カナダへの支援強化
- 核兵器搭載ミサイルの受け入れをめぐる米加関係の緊張
核兵器問題では北大西洋条約機構(NATO)の取り決めに基づく米国からの核弾頭受け入れを拒否したことで党内分裂と政権崩壊を招き、1963年の選挙で敗北して退陣しました。その後も議員を続け、1979年に83歳で死去するまで現役議員であり続けました。カナダでは平原地帯の農民の代弁者として今日も記憶されています。
使い方・例文
カナダの先住民族の権利史や1960年代の人権運動を語る際に「ディーフェンベーカー政権が先住民に選挙権を与えた」という文脈で言及されます。
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