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ジョン・ケンドリューとは?

じょんけんどりゅー

ジョン・ケンドリューは、タンパク質の三次元構造をX線結晶解析で初めて解明したイギリスの生化学者です。

ジョン・ケンドリュー(1917〜1997)は、イギリス・オックスフォード出身の生化学者・分子生物学者です。ケンブリッジ大学キャベンディッシュ研究所で長年研究に従事し、マックス・ペルーツとともにタンパク質の立体構造研究を推進しました。

ケンドリューの最大の功績は、ミオグロビンの三次元構造の決定です。筋肉中の酸素貯蔵タンパク質であるミオグロビンに対してX線結晶解析を適用し、1957年頃に初めてタンパク質の立体構造を原子レベルで明らかにしました。この成果は生命科学に革命をもたらし、タンパク質の機能が構造と密接に結びついていることを実証する重要な第一歩となりました。

この業績により、ケンドリューはペルーツとともに1962年のノーベル化学賞を受賞しました。同年にはワトソンとクリックがDNA二重らせん構造の発見でノーベル生理学・医学賞を受賞しており、分子生物学にとって歴史的な年となりました。

その後の活動は以下のとおりです。

  • 欧州分子生物学機構(EMBO)の設立に関与
  • 欧州分子生物学研究所(EMBL)の初代所長を務める
  • 科学誌「Journal of Molecular Biology」の創刊に貢献

ケンドリューは研究業績だけでなく、欧州における分子生物学の制度的基盤を整備した組織者としても高く評価されています。

使い方・例文

分子生物学の教科書でタンパク質の立体構造解析の歴史を解説する際に、ミオグロビン研究の先駆者として必ず登場します。

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