ジョフロワ・ド・ヴィラルドゥアンとは?
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ジョフロワ・ド・ヴィラルドゥアンとは、中世フランスの騎士・年代記作家で、第4回十字軍の経緯を記した最初期のフランス語散文歴史書の著者として知られる人物です。
ジョフロワ・ド・ヴィラルドゥアン(約1150〜約1213年)は、中世フランスのシャンパーニュ地方出身の騎士・外交官・年代記作家です。第4回十字軍(1202〜1204年)に参加し、コンスタンティノープル陥落に至る経緯を自ら目撃・体験した当事者として記録に残した人物です。
彼の著作『コンスタンティノープル征服記(De la Conquête de Constantinople)』は、古フランス語で書かれた最初期の散文歴史書のひとつとして、フランス語散文文学の発展においても重要な位置を占めています。当時の騎士文化では詩形式が主流でしたが、ヴィラルドゥアンは散文を選ぶことで事実の正確な伝達を目指しました。
内容的には、十字軍がエルサレムではなくコンスタンティノープルに転進した経緯、ヴェネツィアとの交渉、東ローマ帝国の内部分裂、そして1204年の都市陥落と略奪が詳細に記されています。著者自身が交渉の一翼を担った外交家でもあったため、政治的・軍事的決定の内側からの証言として史料的価値が高いとされています。
第4回十字軍はキリスト教徒が同じキリスト教徒の都市を攻撃したという点で歴史上論議を呼ぶ出来事であり、ヴィラルドゥアンの記述はその経緯を知る第一級の一次資料です。
使い方・例文
中世史や十字軍の歴史を学ぶ際、第4回十字軍の一次史料としてヴィラルドゥアンの名前が参照されます。
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