ジャンプ・カットとは?
じゃんぷかっと
ジャンプ・カットとは、同一シーンや連続した映像の一部を意図的に省略することで時間や動作が不連続に飛んで見える映像編集技法です。
ジャンプ・カット(Jump Cut)は、映像編集における技法のひとつで、同じ被写体や場面を撮影した連続する映像クリップの一部を省略してつなぐことにより、映像が「ぶつ切り」になったように見せる手法です。通常の編集では時間的・空間的な連続性(マッチ・カット)を保つのが基本ですが、ジャンプ・カットはあえてその連続性を断ち切ります。
この技法が広く認知されるきっかけとなったのは、フランスのヌーヴェルヴァーグ運動です。ジャン=リュック・ゴダール監督の「勝手にしやがれ」(1960年)で大胆に使われたことで、映画表現の革新的な手段として注目されました。それ以前は編集の失敗やミスとみなされていましたが、ゴダールは意図的に用いてリズムと緊張感を生み出しました。
ジャンプ・カットが用いられる主な目的は次のとおりです。
- 時間経過を短縮し、テンポを上げる
- 心理的な不安感・緊張感・混乱を表現する
- 現実とは異なる主観的・夢幻的な時間感覚を演出する
- 情報の取捨選択を視覚的に示す
現在ではYouTubeなどの動画コンテンツでも多用され、冗長な間を省いてテンポよく見せるための実用的な編集手法としても定着しています。
使い方・例文
インタビュー動画で話者の長い沈黙や言い直しを省略するためにジャンプ・カットが使われ、被写体の位置が画面内でわずかにずれることで不連続に見えます。
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