ジャック・ドワイヨンとは?
じゃっくどわいよん
ジャック・ドワイヨンは、フランスの映画監督で、台詞と人間関係の機微を丹念に描く独自のスタイルで知られるヌーヴェル・ヴァーグ以降の重要な作家です。
ジャック・ドワイヨン(Jacques Doillon)は、1944年にパリで生まれたフランスの映画監督・脚本家です。映画学校には通わず独学で映画制作を学び、1970年代から自主制作映画を通じてキャリアを築きました。
ドワイヨンの映画の最大の特徴は、長い対話と即興的な演技指導にあります。脚本はあくまで出発点として、俳優との対話の中から場面を作り上げていく手法を得意としており、映画の中の会話は時に哲学的・心理的な深みを帯びます。愛情・嫉妬・欲望・言葉にできない感情といったテーマを、一貫して探求してきました。
フランスの批評誌『カイエ・デュ・シネマ』からも高い評価を受けており、商業的な大作ではなくとも批評的に重要視される作家として位置づけられています。代表作には以下のものがあります。
- 『ポン・ヌフの恋人たち』との時代に並ぶ1980〜90年代の仏映画作家として活動
- 『ラ・ピラト』(1984年):三角関係と感情の揺らぎを描いた作品
- 『ポンヌフ』的な恋愛映画の文脈で評価される複数の長編
- 晩年も精力的に長編を発表し、映画祭での上映が続く
ドワイヨンは、フランス映画の実験精神と人文的な知性を体現する監督として、映画評論の文脈で繰り返し引用される存在です。
使い方・例文
フランスの芸術系映画やヌーヴェル・ヴァーグ以降の作家主義映画について調べる際に名前が出てくることがある監督です。
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