ジェームズ・J・ヒルとは?
じぇーむずじぇいひる
ジェームズ・J・ヒルとは、アメリカ北部に大陸横断鉄道を敷設した「エンパイア・ビルダー」と呼ばれる鉄道王です。
ジェームズ・ジェローム・ヒル(James Jerome Hill、1838〜1916年)は、カナダ生まれのアメリカの実業家で、グレート・ノーザン鉄道を中心に北部大陸横断鉄道を完成させた「エンパイア・ビルダー(帝国の建設者)」の異名を持つ鉄道王です。
若くしてアメリカに渡り、ミネソタ州セントポールを拠点に石炭・輸送ビジネスに携わった後、1870年代末から鉄道事業に本格参入しました。グレート・ノーザン鉄道は、政府補助金に頼らず民間資本だけで建設された大陸横断鉄道として注目されます。
ヒルの経営哲学は、採算性を厳しく管理しながら沿線の農業・産業を振興することで安定した輸送需要を生み出す、という長期視点に基づくものでした。沿線への移民誘致・農業指導・日本・中国との貿易促進なども積極的に展開しました。
ノーザン・パシフィック鉄道やバーリントン鉄道の買収をめぐるE・H・ハリマンとの対立は「北方証券事件」と呼ばれ、セオドア・ルーズベルト大統領によるトラスト規制の先駆けとなりました。アメリカ北西部の開発に多大な貢献をした実業家として知られています。
使い方・例文
「アメリカの鉄道史」や「19世紀末のロビイスト・財閥」を解説する際に「グレート・ノーザン鉄道を政府補助なしで完成させたジェームズ・J・ヒル」として紹介されます。
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