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シーイングとは?

しーいんぐ

シーイングとは、地球大気の揺らぎが天体観測や天体撮影に与える影響の度合いを表す指標で、値が良いほど星像が安定して見えます。

シーイング(seeing)は、天文学天体観測の分野で使われる用語で、地球大気の乱流が天体の像を揺らしたりぼかしたりする度合いを表します。大気が安定していれば「シーイングが良い」、大気が乱れていれば「シーイングが悪い」と表現します。

シーイングが悪い状態では、星の像がにじんだりぶれたりして、惑星の細部や二重星の分離が困難になります。一方、シーイングが良い条件では、口径に見合った解像力を発揮でき、惑星表面の模様や月のクレーターを鮮明に観察・撮影できます。

シーイングに影響を与える主な要因は以下の通りです。

  • 地上付近の温度差(地面の放熱による上昇気流)
  • 上空のジェット気流の強さ
  • 観測地点の標高と地形
  • 季節・時刻・天候の変化

専門的にはシーイングを「アーク秒(arcsec)」単位で表し、数値が小さいほど像が安定していることを示します。世界の主要な天文台がハワイのマウナケア山頂やチリのアタカマ砂漠に設置されているのは、これらの地が優れたシーイング環境を持つためです。アマチュア天文家にとっても、観測計画を立てる際に欠かせない重要な概念です。

使い方・例文

天体観測の記録や天文ブログで「今夜はシーイングが2アーク秒で良好だったため、土星のカッシーニの間隙がはっきり見えた」のように使われます。

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