シュミットトリガ回路とは?
しゅみっととりがかいろ
シュミットトリガ回路とは、ヒステリシス特性を持ち、ノイズの多い信号を安定した2値出力に変換する電子回路のことです。
シュミットトリガ回路(Schmitt Trigger Circuit)とは、入力信号が2つの異なるしきい値(上限しきい値と下限しきい値)に基づいてON/OFFを切り替える電子回路です。この2つのしきい値の差をヒステリシス幅と呼び、この特性がシュミットトリガの最大の特徴です。
通常のコンパレータは単一のしきい値を持つため、入力信号がそのレベル付近でわずかにゆらぐだけで出力が頻繁に切り替わる「チャタリング」が発生します。シュミットトリガ回路は上昇時と下降時で異なるしきい値を使うことで、ノイズが多い信号でも安定した矩形波出力を得ることができます。
主な構成要素と種類は以下のとおりです。
- オペアンプと帰還抵抗を用いた反転・非反転シュミットトリガ
- 74シリーズなどのロジックICに内蔵された汎用シュミットトリガバッファ
- トランジスタで構成されたディスクリート型
応用範囲は広く、スイッチのチャタリング除去、温度センサーや光センサーの出力波形整形、発振回路の構築などに活用されます。デジタル回路の入力段においてアナログ信号をクリーンな論理レベルに変換する役割も重要です。
使い方・例文
押しボタンスイッチの接点バウンスによる誤動作を防ぐため、シュミットトリガ回路をスイッチ出力とマイコン入力の間に挿入して、きれいな矩形波パルスを取り出します。
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