コンパレータとは?
こんぱれーた
コンパレータとは、2つの電圧を比較してどちらが大きいかを高速に判定し、デジタル信号として出力するアナログ回路素子です。
コンパレータ(comparator)は、2つの入力電圧を比較し、その大小関係をハイ(High)またはロー(Low)のデジタル信号として出力するアナログ回路素子です。日本語では「比較器」とも呼ばれます。
基本的な動作原理は、非反転入力(+)の電圧が反転入力(−)の電圧より高ければ出力はHighに、低ければOutputはLowになるというものです。内部構造はオペアンプに似ていますが、コンパレータはオープンループで使用することを前提に設計されており、高速なスイッチング特性と明確な出力段を持っています。
代表的な用途には以下のものがあります。
- AD変換回路における電圧レベルの判定
- ゼロクロス検出(信号がゼロをまたぐ瞬間の検出)
- 過電圧・低電圧の保護回路
- PWM(パルス幅変調)信号の生成
- シュミットトリガ回路(ヒステリシスによるノイズ除去)
オペアンプと混同されることがありますが、オペアンプはアナログ増幅やフィードバック制御向けに最適化されているのに対し、コンパレータは高速なデジタル出力と出力段のオープンコレクタ構造が特徴です。電子機器の設計においてアナログ世界とデジタル世界をつなぐ重要な役割を担っています。
使い方・例文
温度センサの出力電圧と基準電圧をコンパレータで比較し、設定温度を超えたときにファンを自動起動する回路などで使われます。
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