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シモン・ドナルドソンとは?

しもんどなるどそん

シモン・ドナルドソンとは、4次元多様体微分構造に関する革命的な定理を証明し、フィールズ賞を受賞したイギリスの数学者です。

シモン・ドナルドソン(Simon Donaldson、1957年生まれ)は、イギリス出身の数学者で、現在はインペリアル・カレッジ・ロンドンおよびストーニーブルック大学で研究・教育に携わっています。

ドナルドソンの最大の業績は、1980年代初頭に発表した4次元多様体の微分位相幾何学に関する定理です。彼は素粒子物理学のヤン-ミルズ理論(ゲージ理論)を純粋数学に応用するという大胆な手法を用いて、4次元空間の滑らかな構造(微分構造)には他の次元では見られない特有の複雑さがあることを証明しました。具体的には、通位相的には同じであっても微分同相でない多様体が存在するという「エキゾチックな4次元空間」の存在を示したのです。

この発見は数学の幾何学・位相幾何学の分野に衝撃を与えただけでなく、物理学と数学の深いつながりを示すものとして高く評価されました。

その後もドナルドソンはケーラー多様体の安定性と「ドナルドソン-ウーレンベック-ヤウ対応」など、複素幾何学・微分幾何学の分野で重要な成果を上げ続けています。1986年にフィールズ賞を受賞し、2015年にはアベル賞も受賞した現代数学を代表する人物です。

使い方・例文

現代の幾何学や位相幾何学の専門書では、ドナルドソンの定理は「物理学の手法が純粋数学の難問を解いた歴史的事例」として紹介されます。

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