シノ・チベット語族とは?
しのちべっとごぞく
シノ・チベット語族とは、中国語(漢語)やチベット語、ビルマ語などを含む、東アジア・東南アジアに広がる大きな語族です。
シノ・チベット語族(Sino-Tibetan language family)は、世界最大規模の語族の一つで、話者数はインド・ヨーロッパ語族に次ぐとも言われます。大きくシナ語派(中国語系)とチベット・ビルマ語派の2系統に分類されることが多く、数百以上の言語が含まれます。
主要な言語としては以下が挙げられます。
- 中国語(普通話・広東語・閩南語などの変種を含む漢語)
- チベット語(チベット高原を中心に話される)
- ビルマ語(ミャンマーの公用語)
- カレン語群(タイ・ミャンマーの少数民族言語)
この語族の言語には、声調(トーン)を持つものが多く、語根が単音節で意味を持つ傾向(孤立語・膠着語的特徴)があります。ただし、言語によって特徴は大きく異なります。
シノ・チベット語族の内部分類と祖語(プロト・シノ・チベット語)の再構成は、比較言語学の難題の一つとされています。中国語系の歴史的資料は豊富ですが、チベット・ビルマ語派の多くは記録が少なく、研究が現在も進行中です。言語類型論・比較言語学の分野で重要な研究対象となっています。
使い方・例文
世界人口の約2割近くが話者を持つとされる中国語(漢語)も、このシノ・チベット語族に属しており、言語系統を説明する際に必ず登場する語族です。
この用語をシェア
最終更新: