シグムント・バウマンとは?
しぐむんとばうまん
シグムント・バウマンは、ポーランド出身の社会学者で、「液状近代(リキッド・モダニティ)」という概念で現代社会の流動性・不確実性を鋭く分析した思想家です。
シグムント・バウマン(Zygmunt Bauman、1925年〜2017年)は、ポーランドのポズナン出身の社会学者・思想家です。ユダヤ系の家庭に生まれ、ナチズムの迫害を逃れてソ連に移住した後、帰国してポーランドで研究者の道を歩みましたが、1968年の反ユダヤ主義的な政治運動により国外追放に近い形で英国に移住。リーズ大学などで教鞭を執り、国際的な社会理論家として名声を確立しました。
バウマンの代表的な概念が「液状近代(リキッド・モダニティ)」です。これは現代社会が固定的・安定的な「固体(ソリッド)」の状態から、流動的・不安定な「液体(リキッド)」の状態に移行したことを表す比喩であり、アイデンティティ・労働・愛・コミュニティ・消費などあらゆる領域での不安定性を説明する枠組みとして広く受け入れられました。
著書『リキッド・モダニティ』『廃棄された生』『液状化する社会』などは世界中で翻訳・読まれており、格差社会・難民問題・消費主義批判など現代の重要課題に鋭い視点を提供しています。グローバル化時代の社会を読み解く最重要の思想家の一人です。
使い方・例文
「バウマンの『液状近代』という概念は、終身雇用の崩壊やSNSでの人間関係の流動化を説明する際によく引用されます。」
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