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シグナリングストームとは?

しぐなりんぐすとーむ

シグナリングストームとは、モバイネットワークで制御信号が爆発的に増加し、コアネットワークやデータ通信が麻痺する障害現象のことです。

シグナリングストーム(Signaling Storm)とは、携帯電話ネットワークにおいて、データ通信のための制御信号(シグナリング)が異常に大量発生し、基地局やコアネットワークに過負荷を引き起こす現象です。実際のデータ通信量が少ない場合でも発生する点が特徴で、ネットワーク障害の原因として広く知られています。

シグナリングストームが発生するメカニズムの典型例は、スマートフォンにインストールされたアプリが短時間に繰り返しネットワーク接続を試みることです。LTEなどのモバイルネットワークでは、端末がデータ通信を開始・終了するたびに接続確立・解放のシグナリングが発生します。多数のアプリが「プッシュ通知の確認」「広告データの取得」「位置情報の送信」などを一斉に行うと、制御信号だけが膨大に膨らみます。

主な発生原因と対策は以下のとおりです。

  • 原因:ポーリング型アプリ→対策:プッシュ通知への移行・送信間隔の最適化
  • 原因:接続タイムアウトの短いアプリ→対策:「Fast Dormancy」制御の適切な実装
  • 原因:大量端末の同時再接続→対策:ランダムバックオフによる再接続分散

シグナリングストームは過去にも大規模なモバイル障害を引き起こした事例があり、通信事業者はシグナリングトラフィックの監視・制御機能をコアネットワークに組み込んでいます。5G・IoT時代には接続デバイス数が急増するため、その対策がさらに重要な課題となっています。

使い方・例文

特定のアプリのバグで多数のスマートフォンが一斉に短時間隔で接続要求を繰り返した場合、データそのものは少量でもシグナリングストームが発生し、周辺エリア全体でネットワークが使えなくなることがあります。

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