ゴマダラチョウとは?
ごまだらちょう
ゴマダラチョウとは、日本各地の雑木林に生息する中型のタテハチョウで、白地に黒い斑点が散りばめられた美しい翅が特徴です。
ゴマダラチョウ(胡麻斑蝶、学名:Hestina japonica)はタテハチョウ科に属する中型のチョウで、翅の開張は約65〜80mmです。白地に黒い不規則な斑紋が散りばめられた外観が名前の由来で、「ゴマダラ」は「ゴマ(胡麻)のような斑点模様」を指します。
日本では北海道から九州まで広く分布し、低山地や丘陵の雑木林を好みます。成虫は6〜9月ごろに年2回発生し、エノキ(榎)を幼虫の食樹として利用します。幼虫はエノキの葉を食べて育ち、成虫はクヌギやコナラの樹液、腐果、動物の糞などに集まります。花の蜜に集まる頻度は比較的低いことが知られています。
類似種にはオオムラサキ(日本の国蝶)やアカエゾマツに関連するコムラサキなどがあります。ゴマダラチョウ自身は飛び方が緩やかで樹液場でも人が近づきやすく、観察しやすい種として昆虫観察の入門種としても知られています。
近年、外来種のアカボシゴマダラ(中国大陸原産)が関東地方を中心に急速に生息域を広げており、在来のゴマダラチョウとの競合や生態系への影響が問題になっています。アカボシゴマダラとの識別点として、ゴマダラチョウには後翅に赤い斑点がない点が目安になります。
使い方・例文
夏の雑木林でエノキの樹液に集まるゴマダラチョウを見かけることがあり、白黒の斑模様から在来種かアカボシゴマダラかを確認する場面で名前が挙がります。
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