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コントラプンクトゥスとは?

こんとらぷんくとぅす

コントラプンクトゥスとは、複数独立した声部が組み合わさって調和するバロック音楽の対位法的な楽曲形式・技法です。

コントラプンクトゥス(Contrapunctus、ラテン語)は「対位法」を意味するラテン語で、音楽においては複数独立した旋律声部)が同時に進行し、互いに音楽的・和声的な調和を保ちながら絡み合う技法、またはその技法を用いた楽曲のことを指します。

語源は「点(punctus=音符)に対する(contra)点」であり、ある旋律に対して別の旋律を対置させるという概念を表しています。この技法はルネサンス期からバロック期にかけて高度に発展し、特に17〜18世紀のバロック音楽において最も洗練された形態に達しました。

代表的な対位法の手法には以下のものがあります。

  • カノン:同一旋律が時間差で繰り返される追いかけっこの形式
  • フーガ:主題と応答が複数の声部で展開する高度な対位法形式
  • インヴェンション:2声部の対位法練習曲(バッハの発明品)

「コントラプンクトゥス」という語がそのまま楽曲名として有名になったのは、ヨハン・セバスティアン・バッハの遺作集『フーガの技法(Die Kunst der Fuge)』においてです。この作品集には「Contrapunctus I」から「Contrapunctus XIV」まで番号付きで対位法的な楽曲が収録されており、バッハが未完のまま残した最後のContrapunctus XIVは音楽史上最も有名な未完成の傑作の一つとして知られています。

使い方・例文

バッハの『フーガの技法』を聴くと、複数の旋律が独立しながらも見事に絡み合う対位法の妙技を体感できます。ピアノやオルガンの楽譜でコントラプンクトゥスという表題を見たら、複数声部の掛け合いに注目して聴くと楽しめます。

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