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コンセプト・ミュージカルとは?

こんせぷとみゅーじかる

コンセプトミュージカルとは、物語の一本筋よりもテーマや概念を中心に据えた構成のミュージカルです。

コンセプトミュージカルとは、従来のミュージカルが持つ「起承転結の明確な物語」よりも、特定のテーマや思想・人生観を軸に作品全体を構成するミュージカルの形式です。

従来の「ブック・ミュージカル」は台本(ブック)による直線的なストーリー展開が主軸でした。これに対してコンセプト・ミュージカルでは、時系列を自由に行き来したり、複数のエピソードを断片的に並べたりすることで、テーマそのものを体験させる構成が取られます。演出家であり振付師でもあったハロルド・プリンスとスティーヴン・ソンドハイムの協働作品などがその代表例とされます。

代表的な作品には以下のようなものがあります。

  • 『カバレット』(1966年)——退廃的なワイマール共和国期ベルリンを描き、反ファシズムのテーマを前面に出した構成
  • 『コーラスライン』(1975年)——オーディションという場を通じて登場人物それぞれの人生観を描く
  • 『スウィーニー・トッド』(1979年)——復讐と社会批判を断片的な場面で積み上げる

コンセプト・ミュージカルはブロードウェイ以降のミュージカル演劇に大きな影響を与え、現代では多くの作品がこの手法を取り入れています。観客はストーリーを追うだけでなく、作品が提示する問いに向き合うことが求められます。

使い方・例文

「あの舞台はコンセプト・ミュージカルだから、一本のストーリーよりもテーマの体験を楽しむ作品だよ」というように、従来型のミュージカルと区別する際に用いられます。

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