ケネス・フランプトンとは?
けねすふらんぷとん
ケネス・フランプトンは、近代建築の批評的分析で世界的に知られるイギリス出身の建築史家・建築批評家で、「批判的地域主義」という概念を提唱したことで有名です。
ケネス・フランプトン(Kenneth Frampton、1930年〜)は、イギリス生まれの建築史家・建築批評家です。建築協会付属建築学校で学んだのち、コロンビア大学建築学部で長年にわたり教鞭を執り、20世紀を代表する建築理論家として世界的な影響力を持ちます。
フランプトンの名を広く知らしめたのが、1980年に提唱した「批判的地域主義(Critical Regionalism)」という概念です。これは、グローバルな近代建築の画一化に抗い、その土地の気候・地形・文化・素材を建築に取り込むことで、普遍性と地域性を両立させようとする考え方です。安藤忠雄やアルヴァロ・シザなどの建築家の仕事をこの文脈で論じ、広く注目を集めました。
主な著作には次のものがあります。
- 『近代建築』(Modern Architecture: A Critical History):世界中の建築学部で使われる標準的な近代建築史のテキスト
- 『テクトニック・カルチャー』(Studies in Tectonic Culture):構法と表現の関係を論じた重要な理論書
フランプトンは批評家として、消費文化や資本主義が建築に与える負の影響についても鋭く論じており、現代建築の思想的な羅針盤として今も多くの建築家・研究者に読まれています。
使い方・例文
「フランプトンの『近代建築』は建築史を学ぶ上での必読書で、彼の批判的地域主義の視点は現代でも多くの設計実践に影響を与えている」といった文脈で使われます。
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