グロッソプテリスとは?
ぐろっそぷてりす
グロッソプテリスとは、古生代後期のゴンドワナ大陸に広く分布した絶滅植物で、その化石分布が大陸移動説の重要な証拠のひとつとなっています。
グロッソプテリス(Glossopteris)は、約2億9900万〜2億5100万年前のペルム紀に繁栄した種子植物(種子シダ類)です。現在の南アメリカ・アフリカ・南極大陸・インド・オーストラリアという、かつてのゴンドワナ大陸を構成した地域に広く化石が分布していることで知られています。
葉の形態は舌状(グロッソプテリスとは「舌の翼」を意味する)で、葉脈が網状に発達するのが特徴です。高木性の樹木であったと考えられており、森林を形成して当時の南半球の大陸を覆っていました。種子や花粉を持つ生殖器官の化石も発見されています。
グロッソプテリスが特に有名なのは、アルフレート・ウェゲナーが1912年に提唱した「大陸移動説」の証拠として用いられたことです。現在の南極・アフリカ・インド・オーストラリア・南アメリカという離れ大陸に同じ植物の化石が分布していることは、かつてこれらの陸地がひとつに繋がっていたことを強く示唆します。
ペルム紀末の大量絶滅(P-T境界の大絶滅)によって姿を消しましたが、その化石は地球の歴史と大陸の形成過程を理解するうえで欠かせない証拠として今も重要視されています。
使い方・例文
プレートテクトニクスや大陸移動説の解説、地球科学の教科書において「ゴンドワナ大陸の証拠」として頻繁に登場する用語です。
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