グロタンディークとは?
ぐろたんでぃーく
グロタンディークは、20世紀最大の数学者の一人とされるフランスの代数幾何学者で、現代数学の基礎を根本から書き直したことで知られます。
アレクサンドル・グロタンディーク(Alexandre Grothendieck、1928〜2014年)は、ドイツ生まれのフランス人数学者で、代数幾何学・ホモロジー代数・圏論などの分野において革命的な業績を残した人物です。その抽象化の深さと思想の独創性から、20世紀最大の数学者の一人に数えられています。
グロタンディークは1950〜60年代にパリ高等師範学校・高等科学研究所(IHES)を拠点に活動し、代数幾何学を抽象代数学と位相幾何学を融合させた形で再構築しました。代表的な概念としてスキーム理論があり、従来の多様体論を大幅に一般化し、数論・整数論・代数幾何学を統一的に扱う枠組みを与えました。
主な業績は以下の通りです。
- スキームの概念の導入と代数幾何学の現代的基礎付け
- トポスの概念の提案(圏論的位相空間の一般化)
- コホモロジー理論の大規模な整備・体系化
- 「SGA(代数幾何セミナー)」など膨大な著作による後世への影響
1966年にはフィールズ賞を受賞しましたが、1970年代以降は政治的・思想的理由から数学界を離れ、晩年は孤独に過ごしました。グロタンディークの業績は今日の数学・数理物理学の随所に生きており、その思想は現役の数学者たちに影響を与え続けています。
使い方・例文
現代数学の講義や教科書でスキーム理論やエタールコホモロジーが登場するとき、その概念を作り上げた人物としてグロタンディークの名が必ず挙げられます。
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