グレーディングとは?
ぐれーでぃんぐ
グレーディングとは、映像の色調・明暗・彩度を調整して作品の雰囲気や世界観を整える映像後処理作業です。
グレーディング(Color Grading、カラーグレーディング)とは、映画・映像作品の制作過程において、撮影済みの映像素材の色調・明度・コントラスト・彩度などを専門のソフトウェアで調整する後処理作業です。「カラーコレクション」と区別なく使われることもありますが、厳密には色の誤りを修正する「コレクション」に対し、作品の意図に沿った表現を加えることを「グレーディング」と呼びます。
グレーディングの主な目的は次のとおりです。
- 感情・雰囲気の演出:寒色系にすれば緊張や孤独感、暖色系にすれば温かみや懐かしさを表現
- 時代・場所の表現:セピア調で過去を、青みがかった色調で近未来を演出
- ショット間の統一:異なる日時・条件で撮影された素材の色を統一する
- ブランドカラーの確立:作品全体に一貫した視覚的スタイルを与える
代表的なツールにはDaVinci Resolveがあり、現在ではハリウッド作品から個人映像まで広く使われています。映画「マトリックス」の特徴的な緑みがかった映像や、「マッドマックス 怒りのデスロード」の荒涼とした色調はグレーディングによって生み出されたものです。映像表現の重要な最終工程として、専門のカラリストが担当することも多い分野です。
使い方・例文
ホラー映画では青みのある暗いカラーグレーディングを施すことで不安感を高め、青春映画ではオレンジや黄色を強調した温かいグレーディングで記憶の輝きを表現します。
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