グレーシャルバーストとは?
ぐれーしゃるばーすと
グレーシャルバーストとは、氷河によってせき止められた湖や氷内の空洞が突然決壊し、大量の水が一気に流れ出す氷河洪水現象のことです。
グレーシャルバースト(Glacial burst)とは、氷河や氷河性の堆積物(モレーン)がダムの役割を果たしていた湖や水塊が、何らかの原因で突然決壊し、膨大な水・泥・岩が下流に押し流される自然災害のことです。「氷河湖決壊洪水(GLOF: Glacial Lake Outburst Flood)」と同義で使われることもあります。
発生のメカニズムとしては、次のようなものが挙げられます。
- モレーンダムが浸食・崩壊し、湖水が一気に放出される。
- 氷河内部の空洞(ポケット)に蓄積した水が氷を割って噴出する。
- 雪崩や落石が湖に落下し、衝撃波で水が溢れる。
- 地震動によってダム構造が破壊される。
ヒマラヤ、アンデス、アルプスなど高山帯で多く報告されており、特にネパールやパキスタンでは集落や橋梁を壊滅させる大規模な被害が記録されています。気候変動による氷河後退が湖の拡大を招いており、リスクは増大傾向にあります。衛星画像や地上センサーによる早期警報システムの整備が国際的な課題となっています。
使い方・例文
ネパールのヒマラヤ山麓では過去に複数回のグレーシャルバーストが発生しており、下流の村や水力発電設備が壊滅的な被害を受けた事例があります。
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