グライドパスとは?
ぐらいどぱす
航空機が着陸進入する際の正しい降下経路を電波で示す誘導システム、またはその降下角度のことです。
グライドパス(Glide Path)とは、航空機が滑走路へ着陸する際に適切な角度で降下できるよう電波を用いて誘導する信号、またはその理想的な降下経路そのものを指します。計器着陸装置(ILS:Instrument Landing System)の一部を構成しており、水平方向を誘導するローカライザーと組み合わせて使われます。
グライドパスの電波は滑走路の着陸端付近に設置されたアンテナから発射され、通常は水平面から約3度の仰角で降下ビームを形成します。パイロットはコックピット計器のグライドスロープ指示計(GSI)の針が中央にくるよう操縦することで、適切な降下率を保ちながら進入できます。針が上を示せば降下不足、下を示せば降下しすぎを意味します。
視界不良・夜間・悪天候時でも安全に着陸を行うための重要な技術であり、精密進入方式(カテゴリーI〜IIIまで)に応じて求められる精度が異なります。最新の空港ではGNSS(衛星測位)を活用したGLS(GNSS着陸システム)による精密誘導も導入が進んでいます。
また、グライドパスという言葉は転じて、経済や金融の分野でも「ゆるやかに目標値へ近づく経路」という意味で比喩的に使われることがあります。
使い方・例文
悪天候で視界が悪い日でも、パイロットはグライドパスの電波に従って計器を確認しながら安全に滑走路へ降下することができます。
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