クロッキーとは?
くろっきー
クロッキーとは、短時間で対象の動きや形を素早く捉えるデッサンの一形式で、速写ともいいます。
クロッキー(croquis)はフランス語に由来する言葉で、数分〜十数分という短時間で対象を素早くスケッチする描画練習のことを指します。日本では「速写」とも呼ばれ、美術教育の現場や画家の日常的なトレーニングとして広く取り入れられています。
クロッキーの目的は仕上げた作品を作ることではなく、次のような能力を養うことにあります。
- 観察力の強化:短時間で形の本質・動きのポイントを掴む訓練になる。
- 手と目の連動:見たものを素早く紙に落とす反射的な描写力が身につく。
- ポーズや動きの把握:人物・動物など動く対象を素材にすることが多い。
使用する画材は鉛筆・木炭・コンテ・サインペンなど多様で、決まりはありません。制限時間は1分・2分・5分・10分など段階的に設定することが多く、短い時間ほど全体のシルエットと重心を優先します。
クロッキー会と呼ばれる、ヌードモデルや衣装モデルを前にしたグループ練習会が各地で開催されており、プロのイラストレーターやアニメーターも定期的に参加してスキルを維持しています。一枚あたりにかける時間が短いことで、数をこなす練習が自然と積み重なる点も大きなメリットです。
使い方・例文
美術予備校の授業で、モデルが次々とポーズを変えながら2分ずつ計15枚のクロッキーを描く、というセッションが典型的な使い方です。
この用語をシェア
最終更新: