クリ属とは?
くりぞく
クリ属とは、ブナ科に属する落葉高木の属で、日本のクリをはじめ北半球各地に分布し、食用となるどんぐり状の堅果(栗)をつける植物グループです。
クリ属(Castanea)は、ブナ科(Fagaceae)に属する落葉高木の属です。北半球の温帯域、東アジア・ヨーロッパ・北アメリカに分布し、約8〜9種が知られています。日本に自生するニホングリ(Castanea crenata)のほか、中国原産のシナグリ、ヨーロッパのヨーロッパグリ(マロングラッセの原料)、北アメリカのアメリカグリなどが代表的な種です。
クリ属の特徴は、鋭いトゲの多いイガ(総苞)に包まれた堅果(栗)を実らせることです。葉は細長く鋸歯があり、初夏に穂状の花序を出します。雄花序は直立した白い穂状で独特の甘い香りを放ち、虫媒花として受粉します。
栗は人類にとって古くからの重要な食料で、縄文時代の遺跡からも栽培の痕跡が発見されています。主な利用方法は次のとおりです。
- 食用:焼き栗・茹で栗・栗ご飯・和菓子の原材料
- 木材:耐水性が高く建築・家具・鉄道枕木に使用
- タンニン:樹皮・果皮に含まれ染料や鞣し革に利用
園芸・農業分野では収量や病害虫抵抗性の改良が進み、日本では国内育成品種が多数流通しています。
使い方・例文
秋になると「クリ属の実を拾いに山へ行く」という形で使われます。また植物図鑑や農業の解説でニホングリを分類する際に「クリ属に属する落葉高木」のように登場します。
この用語をシェア
最終更新: