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クリニカルパスとは?

くりにかるぱす

特定の疾患や手術に対して、入院から退院までの標準的な治療・ケアの流れを一覧化した計画表のことです。

クリニカルパス(clinical path/クリティカルパスとも呼ばれる)とは、ある疾患や手術について、入院初日から退院までに行う検査・治療・看護・リハビリ・食事などのケアを時系列で整理した標準的な治療計画のことです。「パス」と略して呼ばれることも多く、病院内で医師・看護師・薬剤師・栄養士など多職種が共通して参照するツールです。

クリニカルパスの目的は大きく二つあります。一つは医療の標準化と質の均一化です。担当者が変わっても同水準のケアを提供できるよう、エビデンス(科学的根拠)に基づいた手順を明文化します。もう一つは在院日数の短縮と効率化です。必要な処置をあらかじめ計画的に実施することで、無駄な待機や検査の抜け漏れを減らします。

クリニカルパスには次のような情報が含まれます。

  • 日ごとの検査・処置の予定
  • 投薬スケジュール
  • 食事・安静度の段階的変化
  • 患者への説明・指導のタイミング
  • 退院基準

患者にとっても、入院中の流れがわかりやすくなる利点があります。一方で、個々の患者の状態に応じた対応が必要な場合は「バリアンス」として記録し、パスから外れた理由と代替対応が管理されます。日本では1990年代後半から普及が進み、現在多くの病院で採用されています。

使い方・例文

膝の人工関節置換術を受ける患者に対して、術前検査・手術・リハビリ・退院指導が何日目に行われるかをまとめた「人工膝関節クリニカルパス」が代表的な例です。

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