クジャクチョウとは?
くじゃくちょう
クジャクチョウとは、後翅に孔雀の羽に似た鮮やかな目玉模様を持つ美しいタテハチョウ科の蝶で、日本では主に山地に生息する種のことです。
クジャクチョウ(孔雀蝶、学名 Aglais io)はタテハチョウ科に属する中型の蝶で、四枚の翅に大きな目玉模様(眼状紋)が発達しているのが最大の特徴です。翅の表面は赤橙色を基調とし、青・黄・黒の複雑な眼状紋が孔雀の羽を連想させることからこの名が付きました。
日本では北海道・本州・四国・九州の山地帯(標高500〜2500m付近)を中心に分布します。ヨーロッパから東アジアにかけて広く生息し、海外では「Peacock butterfly」の名で親しまれています。
成虫は成虫越冬をする種で、秋から冬にかけて岩陰・洞窟・樹洞などで越冬し、春に再び活動を開始します。越冬中は翅を閉じると翅裏が暗褐色で枯れ葉に擬態し、外敵から身を守ります。
幼虫の食草はイラクサ科の植物で、集団で食草を食べた後、成長すると各自が別れて蛹になります。成虫はアザミやオニグルマなどの花から吸蜜し、秋には樹液にも集まります。
目玉模様は鳥などの天敵を驚かせて逃げる「驚嚇(きょうかく)」の役割があると考えられています。
使い方・例文
高山の草地でクジャクチョウが翅を広げて日光浴をしている場面は、登山者にとって印象的な光景のひとつです。越冬明けの春に山麓で最初に見られる蝶の一つでもあります。
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