キャスリン・グラハムとは?
きゃするーんぐらはむ
キャスリン・グラハムとは、アメリカの新聞社ワシントン・ポストを率いた女性経営者で、ウォーターゲート事件やペンタゴン・ペーパーズ報道を支え、報道の自由を守り抜いた人物です。
キャスリン・グラハム(Katharine Graham)は、1917年ニューヨーク生まれのアメリカの新聞経営者です。2001年に死去しました。父フィリップ・メイヤーが所有するワシントン・ポスト社は後に夫フィリップ・グラハムへと経営が移りましたが、1963年の夫の急死を受けて、事実上のオーナー経営者としてワシントン・ポストの経営を引き継ぎました。
経営者として未経験からスタートしたグラハムは、徐々に経営手腕を磨き、ワシントン・ポストを全米屈指の影響力を持つ新聞社へと発展させました。彼女の経営者としての最大の決断は次の二点です。
- ペンタゴン・ペーパーズの掲載(1971年) — ベトナム戦争に関する機密文書の掲載を政府の差し止め要求に抗して決断
- ウォーターゲート事件の追跡報道(1972〜1974年) — ニクソン政権の圧力に屈せず報道を継続し、大統領辞任へとつながった歴史的スクープを支えた
グラハムは1998年に回顧録『パーソナル・ヒストリー』を出版し、これがピューリッツァー賞(伝記部門)を受賞しました。女性が経営の場でほぼ無視されていた時代に、強靭な意志でメディア業界の頂点に立ち、ジャーナリズムの独立性を守り抜いた人物として歴史に刻まれています。
使い方・例文
「キャスリン・グラハムはウォーターゲート報道を支えた勇気ある経営者として語られる」というように、メディア史や女性リーダーシップの議論でよく引用されます。
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