カール・オーヴェ・クナウスゴールとは?
かーるおーゔぇくなうすごーる
カール・オーヴェ・クナウスゴールとは、自伝的小説「わが闘争」六部作で世界的な注目を集めたノルウェーの現代作家です。
カール・オーヴェ・クナウスゴール(1968年〜)は、ノルウェー出身の小説家であり、自身の日常と内面を赤裸々に描いた大作によって国際的な文壇の注目を一身に集めた作家です。
ノルウェー西部に生まれ、幼少期から父親との複雑な関係を抱えながら成長しました。1998年に最初の小説『アウト・オブ・ザ・ワールド』を発表し、ノルウェー文学批評家賞を受賞してデビューを飾りました。しかし彼が世界的な名声を得たのは、2009年から2011年にかけてノルウェーで順次刊行された自伝的六部作「わが闘争」(原題:Min Kamp)によってです。
「わが闘争」は、自身の幼少期・青年期・父の死・結婚・育児といった人生の出来事を、フィクションと自伝のあいだを揺れ動く独自のスタイルで描いています。全六巻で計3,500ページを超える大作でありながら、ノルウェー国内では成人人口の約5人に1人が読んだとも言われるほどの大ベストセラーとなり、その後各国語に翻訳されて世界中で読まれています。
この作品が注目される理由の一つは、実在する家族や知人を実名で描いたことで引き起こした倫理的論争と、それでも読者を引きつける圧倒的なリアリティにあります。プルースト的な内省と記憶の文学として高く評価される一方、プライバシー問題に関する議論も呼びました。
現代ノルウェー文学を代表する作家として、国内外の文学賞を多数受賞しています。
使い方・例文
現代ヨーロッパ文学や「オートフィクション」(自伝的フィクション)のジャンルを調べる際に、クナウスゴールの「わが闘争」シリーズが必ずと言っていいほど取り上げられます。
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