カレン・ブリクセンとは?
かれんぶりくせん
カレン・ブリクセンはデンマーク出身の作家で、アフリカでの農場経営体験をもとに書いた『アフリカの日々』などで世界的に知られます。
カレン・ブリクセン(1885〜1962年)は、デンマークが生んだ20世紀を代表する文学者のひとりです。イサク・ディネーセンというペンネームでも広く知られ、英語とデンマーク語の両方で作品を発表しました。
1914年、スウェーデン人貴族のブロル・ブリクセンと結婚してイギリス領東アフリカ(現在のケニア)に移住し、コーヒー農場を経営します。夫との離婚、農場経営の失敗、恋人デニス・フィンチ・ハットンの事故死など、多くの試練を経て1931年にデンマークへ帰国しました。この約17年にわたるアフリカ生活の体験と記憶が、のちの代表作に深く刻まれています。
主な作品には以下があります。
- 『アフリカの日々』(1937年)— アフリカでの農場生活と自然・人々との交流を綴った自伝的散文
- 『七つのゴシック物語』(1934年)— ヨーロッパの伝承や寓話を素材にした幻想的短編集
- 『バベットの晩餐会』(1958年)— 映画化もされた短編小説
その文体は独特の語りの魔力と深い哲学的洞察をもち、20世紀のモダニズム文学のなかで際立った位置を占めています。ノーベル文学賞候補に複数回名が挙がったことでも知られ、アーネスト・ヘミングウェイも彼女を高く評価していました。
使い方・例文
学校の授業やドキュメンタリーで「アフリカの日々の著者」として紹介されるほか、映画『愛と哀しみの果て』(1985年)の原作者として名前が登場します。
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