カルナウバワックスとは?
かるなうばわっくす
カルナウバワックスとは、ブラジル原産のカルナウバヤシの葉から採取される天然ワックスで、高い硬度と光沢性から幅広い産業で利用される素材です。
カルナウバワックスは、ブラジル北東部に自生するカルナウバヤシ(学名:Copernicia prunifera)の葉の表面に分泌される天然植物性ワックスです。葉を乾燥させて粉末を払い落とし、精製することで得られます。
天然ワックスの中でも最高クラスの硬度を持つことが最大の特徴で、融点は約80〜86℃と高く、常温では固体として安定しています。主成分はエステル類(セロチン酸とミリシルアルコールなどの組み合わせ)と脂肪酸、高級アルコールです。水や多くの有機溶剤に対して高い耐性を持ちます。
主な用途は多岐にわたります。
- 食品:チョコレートやキャンディのコーティング剤、食品の艶出し(食品添加物として認可)
- 化粧品:口紅・マスカラ・アイライナーなどの固形化剤・光沢剤
- 自動車:カーワックスの主成分として塗装面の保護と光沢付与
- 製薬:錠剤のコーティング剤として表面を保護
- その他:靴クリーム・床ワックス・紙のコーティングなど
植物由来の天然素材であるため、食品・化粧品分野でのビーガン対応やナチュラル志向の製品にも採用されています。持続可能な資源として産地ブラジルでは適切に管理された収穫が行われており、環境負荷の低い原料としても評価されています。
使い方・例文
チョコレートの表面がツヤツヤと輝いているのはカルナウバワックスのコーティング効果によるものです。また、口紅やリップグロスの成分表示にも「カルナウバロウ」として記載されていることがあります。
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