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カテゴリー論とは?

かてごりーろん

カテゴリー論とは、世界に存在するものごとを最も根本的な種類や類型に分類する枠組みを探究する哲学の一分野で、古代ギリシャ以来の形而上学の中心テーマです。

カテゴリー(範疇論)とは、存在するものや概念を最も基本的な種類・類型(カテゴリー、範疇)に分け、それらの相互関係と性質を明らかにしようとする哲学的探究の領域です。「あるものは何であるか」「実在するものはどのように分類できるか」という形而上学の根本問いに取り組みます。

西洋哲学における出発点はアリストテレスです。彼は著作「カテゴリー論」において存在者を実体・量・質・関係・場所・時間・状態・能動・受動・位置の10のカテゴリーに分類しました。近代ではイマヌエル・カントが認識論の観点から「純粋悟性概念」として量・質・関係・様相の4グループ12カテゴリーを提唱し、経験を整理する認識の枠組みとして捉え直しました。

カテゴリー論が扱う主な問いには以下のものがあります。

  • 物・性質・関係・出来事・数・心など、存在の根本的な種類は何か
  • カテゴリーは客観的に存在するのか、それとも人間の認識の産物か
  • 異なるカテゴリー間でどのような関係が成り立つか
  • 言語・論理とカテゴリーの関係はどうなっているか

現代哲学では分析哲学・言語哲学・形而上学の各分野でカテゴリーの問題が引き続き議論されています。また生物学・認知科学・情報工学における分類体系の設計にも、カテゴリー論の知見が応用されています。

日常的には「カテゴリーエラー」という言葉が、まったく異なる種類のものを同一の基準で比べるという論理的な誤りを指すのに使われます。

使い方・例文

哲学の授業で「重さは何キログラムか」という問いを「ある考えに対して」発したとき、それが「カテゴリーエラー」であると指摘される場面がカテゴリー論の概念が登場する典型的な例です。

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