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オーバーラップ症候群とは?

おーばーらっぷしょうこうぐん

オーバーラップ症候群とは、複数の自己免疫疾患や結合組織病が同一の患者に同時または順次に認められる病態の総称です。

オーバーラップ症候群(Overlap Syndrome)とは、通常それぞれ独立した疾患として分類される自己免疫疾患や膠原病(結合組織病)が、一人の患者において2つ以上同時に、または経過の中で順番発症する病態を指す概念です。

代表的な組み合わせとしては以下が挙げられます。

  • 全身性エリテマトーデス(SLE)と関節リウマチ(RA)の合併
  • 強皮症(SSc)と多発性筋炎・皮膚筋炎の合併
  • SLEとシェーグレン症候群の合併
  • 混合性結合組織病(MCTD):SLE・強皮症・多発性筋炎の特徴が混在する疾患

なぜ複数の自己免疫疾患が同一人物に起きるかについては、免疫系の異常調節・遺伝的素因・環境要因が複合的に関与していると考えられています。自己免疫疾患は共通する免疫応答のメカニズムを持つため、一つの疾患を持つ患者は別の自己免疫疾患を発症しやすい傾向があります。

診断・治療の難しさがこの症候群の特徴です。各疾患の基準を必ずしも完全に満たさない場合や、症状が互いに類似・重複するため、診断に時間がかかることがあります。治療は原則として各疾患のガイドラインに基づいて行われますが、複数疾患の活動性を同時に管理する必要があり、専門医による総合的な対応が求められます。

使い方・例文

「強皮症と多発性筋炎の両方の症状を持つ患者はオーバーラップ症候群と診断され、リウマチ科で両疾患を考慮した治療が行われる」という形で、膠原病・リウマチ科の解説で使われます。

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