オットー・ワーグナーとは?
おっとーばーぐなー
オットー・ワーグナーとは、19世紀末から20世紀初頭のウィーンで活躍し、機能主義的な近代建築の先駆けとなったオーストリアの建築家です。
オットー・ワーグナー(Otto Wagner、1841〜1918年)は、ウィーン近郊のペンツィングに生まれたオーストリアの建築家です。歴史様式の模倣から脱却し、機能と構造の誠実な表現を重視した近代建築の先駆者として評価されています。
ウィーン美術アカデミーで長年教授を務め、多くの建築家を育てました。ヨーゼフ・マリア・オルブリッヒやヨーゼフ・ホフマンら、後にウィーン分離派(ゼツェッション)を形成する建築家たちもワーグナーの門下生です。
主要な作品として以下が挙げられます。
- ウィーン地下鉄(シュタットバーン)の駅舎群 — アール・ヌーヴォー的装飾と機能的設計の融合
- 郵便貯金局(1904〜1912年)— ガラスと金属を大胆に使った機能主義の傑作
- シュタインホーフ教会(1904〜1907年)— ウィーン郊外の精神病院に建つモダンなドーム聖堂
著書『現代建築』(1895年)では「必要でないものは美しくない」という理念を明示し、装飾過多の歴史主義建築を批判しました。この思想はその後のモダニズム建築の発展に多大な影響を与え、ワーグナーは「近代建築の父」の一人として建築史に刻まれています。
使い方・例文
建築史や近代デザイン史の授業で「ウィーン分離派の源流にオットー・ワーグナーの機能主義思想がある」のように解説されます。
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