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オオタルマワシとは?

おおたるまわし

オオタルマワシは深海に生息する大型の端脚類で、透明な体と独特の動きが特徴的な甲殻類です。

オオタルマワシ(学名:Phronima sedentariaなど同属の大型種)は、深海に生息する端脚類(ヨコエビの仲間)の一種で、体長が数センチメートルに達する比較的大型の甲殻類です。「タルマワシ」という名称は、ゼラチン質の樽状の構造物の中に入って生活する習性に由来しています。

オオタルマワシはサルパと呼ばれる浮遊性のホヤの仲間を捕食し、その中身をくりぬいて透明な「樽」を作り、その中に卵を産みつけて子育ての場として利用します。メスは樽の中から後ろ足で水を押して推進力を得て、樽ごと海中を移動します。この独特な繁殖・移動様式は海洋無脊椎動物の中でも特異な行動として研究者の注目を集めています。

生息深度は数百メートルの中深層から漸深層にかけてで、透明度の高い体と樽の組み合わせが捕食者から身を守るカモフラージュとして機能していると考えられています。映画「エイリアン」のキャラクターデザインのモデルのひとつとも言われており、そのSF的な外見でも有名です。

深海生物の生態研究が進むにつれて、タルマワシ類の種多様性や行動の詳細が明らかになってきており、深海の食物連鎖における役割の解明が続けられています。

使い方・例文

深海生物を特集したドキュメンタリーや水族館の展示で「透明な樽の中に潜む生物」として紹介されることが多く、生物多様性の教材にも登場します。

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