エンヴェル・ホッジャとは?
えんゔぇるほっじゃ
エンヴェル・ホッジャとは、アルバニアの政治家で、戦後から1985年まで約40年間にわたって独自の孤立主義的共産主義体制を築いた独裁者です。
エンヴェル・ホッジャ(Enver Hoxha、1908〜1985年)は、アルバニア労働党の指導者として第二次世界大戦後から1985年の死去まで、約40年間にわたってアルバニアを支配した政治家です。
ホッジャはパルチザン活動を通じてアルバニアをナチス・ドイツ占領から解放し、1944年に権力を掌握しました。その後、スターリン主義に基づく独自の共産主義体制を構築し、宗教の完全禁止(世界初の無神論国家を宣言)、私有財産の廃止、外国との交流の遮断など、きわめて閉鎖的な政策を取り続けました。
外交面では当初ユーゴスラビアと連携しましたが決裂し、続いてソ連と協調したものの1960年代に断絶、その後中国と友好関係を結びましたが1970年代に中国とも袂を分かち、徹底した孤立路線を歩みました。国内には数十万基ともいわれるコンクリート製のバンカー(地下壕)を建設させ、外国の侵攻に備える体制を敷きました。
彼の死後、アルバニアの共産主義体制は1991年に崩壊しました。その統治は現代においても、20世紀の最も極端な独裁政権の一例として論じられます。
使い方・例文
冷戦期の東欧・バルカン半島の政治体制を比較研究する際や、孤立主義的共産主義の事例として、ホッジャとアルバニアはしばしば引用されます。
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