本文へスキップ

エルンスト・マイヤーとは?

えるんすとまいやー

エルンスト・マイヤーはドイツ生まれのアメリカ生物学者で、20世紀の進化生物学を体系化した「総合説」の主要な提唱者として知られています。

エルンスト・ヴァルター・マイヤー(Ernst Walter Mayr、1904〜2005年)は、ドイツ出身のアメリカ生物学者・鳥類学者です。ドイツで医学・生物学を学び、その後ニューギニアや南太平洋で鳥類の野外調査を行いました。1931年にアメリカへ移住し、ハーバード大学などで研究・教育に従事しました。

マイヤーの最大の貢献は、ダーウィンの自然選択説と集団遺伝学・古生物学を統合した「近代的総合説(ネオ・ダーウィニズム)」の構築に深く関わったことです。彼は1942年に著した『分類学と種の起原』の中で、「生物学的種概念」を体系的に定義し、種とは「実際に、または潜在的に交配する自然集団の集合であり、他の集団から生殖的に隔離されているもの」と述べました。

マイヤーの主な業績は以下のとおりです。

  • 生物学的種概念の確立と普及
  • 地理的隔離による異所的種分化の理論整備
  • 近代総合進化論への中心的貢献
  • 鳥類学・生物地理学における広範なフィールドワーク

100歳を超えて研究を続け、進化生物学の歴史書も多数著しました。20世紀を代表する生物学者の一人として、その業績は現代の生命科学の基盤となっています。

使い方・例文

生物の種の定義について学ぶ生物学の授業で、「マイヤーの生物学的種概念」として名前が登場することがあります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語