エリザベス・オブ・ヨークとは?
えりざべすおぶよーく
エリザベス・オブ・ヨークとは、イングランド王ヘンリー7世の王妃で、薔薇戦争を終結させた和解の象徴となったヨーク家出身の女性です。
エリザベス・オブ・ヨーク(Elizabeth of York、1466〜1503年)は、イングランド王エドワード4世の長女として生まれ、テューダー朝初代国王ヘンリー7世の王妃となった人物です。
エリザベスが生きた時代は、ヨーク家とランカスター家が王位をめぐって争った「薔薇戦争」の時代でした。ヨーク家出身のエリザベスがランカスター家の末裔であるヘンリー・テューダーと結婚したことで、両家の対立が象徴的に解消されました。この婚姻は純粋な政略的結婚でしたが、二人は互いに深い愛情を育んだとも伝えられています。
エリザベスはヘンリー7世との間に複数の子をもうけ、その中にはのちのヘンリー8世やスコットランド王ジェームズ4世に嫁いだマーガレットも含まれます。彼女の子孫はその後のヨーロッパ王室に広く血統をつなぎました。
エリザベスは知的で温和な王妃として人望が厚く、民衆からも慕われた存在でした。1503年に37歳で出産後まもなく亡くなり、ヘンリー7世は深く嘆き悲しんだと伝えられています。イングランドのトランプ(playing card)に描かれる女王像のモデルの一つとも言われています。
使い方・例文
テューダー朝の紋章である「テューダーローズ」は、白薔薇(ヨーク家)と赤薔薇(ランカスター家)を組み合わせたもので、エリザベス・オブ・ヨークとヘンリー7世の婚姻による両家の統合を象徴しています。
この用語をシェア
最終更新: