エミッタフォロワ回路とは?
えみったふぉろわかいろ
エミッタフォロワ回路とは、入力電圧をほぼそのまま出力しながらインピーダンス変換を行うバイポーラトランジスタの基本増幅回路の一形式です。
エミッタフォロワ回路(Emitter Follower Circuit)とは、バイポーラトランジスタのコレクタを交流的に接地(またはVccに接続)し、エミッタから出力を取り出す回路構成です。コレクタ接地回路とも呼ばれ、電圧増幅度はほぼ1(わずかにベース・エミッタ間電圧VBE分低下)ですが、入力インピーダンスが高く出力インピーダンスが低いという優れたインピーダンス変換特性を持ちます。
主な特徴を整理すると以下のとおりです。
- 電圧利得:約1倍(電圧は増幅されない)
- 電流利得:hFE(直流電流増幅率)倍の大きな電流駆動力を持つ
- 入力インピーダンス:高く、前段回路への負荷を軽減
- 出力インピーダンス:低く、後段回路を安定して駆動
- 位相反転なし:入力と出力は同位相
バッファ回路・インピーダンス変換器として使われることが多く、高インピーダンスのセンサーや信号源を低インピーダンスの負荷(スピーカーやADCなど)に接続する際に間に挿入します。また、オペアンプのユニティゲインバッファはエミッタフォロワと類似の動作をする回路として理解できます。FETを用いた類似回路は「ソースフォロワ」と呼ばれます。
使い方・例文
マイクの高インピーダンス出力をオーディオアンプに接続する際、エミッタフォロワ回路をバッファとして挿入することで信号劣化や音質低下を防ぎます。
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