エドワード黒太子とは?
えどわーどこくたいし
エドワード黒太子とは、14世紀イングランドの皇太子であり、百年戦争においてポワティエの戦いなどで活躍した騎士道の象徴的存在です。
エドワード黒太子(Edward the Black Prince、1330〜1376年)は、イングランド王エドワード3世の長男で、「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を持つ皇太子です。「黒太子」というあだ名の由来については、黒い甲冑を着ていたからという説や、戦場での苛烈さを示す表現とする説など諸説あります。
百年戦争の初期において、黒太子は卓越した軍事的才能を発揮しました。特に1346年のクレシーの戦いでは若干16歳で活躍し、1356年のポワティエの戦いではフランス王ジャン2世を捕虜にするという歴史的な勝利を収めました。この捕虜交換で得た身代金はイングランドに莫大な富をもたらしました。
黒太子の主な業績と評価は以下の通りです。
- クレシーの戦い(1346年)での初陣での活躍
- ポワティエの戦い(1356年)でのフランス王捕獲
- カスティーリャ介入戦争でのナヘラの戦い(1367年)での勝利
- 中世騎士道の体現者として後世に称えられる存在
しかし晩年は病を患い、父エドワード3世よりも先に1376年に逝去しました。そのため王位には就かず、息子がリチャード2世として即位しました。中世騎士道文学や歴史小説でしばしば取り上げられる英雄的人物です。
使い方・例文
百年戦争や中世ヨーロッパの歴史を扱う本や授業で、「エドワード黒太子はポワティエでフランス王を捕らえたイングランドの英雄だ」という形で登場します。
この用語をシェア
最終更新: