エゴン・ピアソンとは?
えごんぴあそん
エゴン・ピアソンは、ネイマン=ピアソンの仮説検定理論を確立したイギリスの統計学者で、カール・ピアソンの息子です。
エゴン・シャープ・ピアソン(Egon Sharpe Pearson、1895〜1980年)は、イギリスの統計学者です。著名な統計学者カール・ピアソンの息子として生まれ、みずからも統計学の発展に大きく貢献しました。
最大の業績は、イェジー・ネイマンとともに構築したネイマン=ピアソンの仮説検定理論です。1928年から1930年代にかけて発表された一連の論文において、彼らは帰無仮説と対立仮説という概念を明確に定式化し、第一種の過誤(α)と第二種の過誤(β)の概念、および検出力(power)の概念を体系化しました。
特に重要なのはネイマン=ピアソンの補題で、単純仮説間の検定において尤度比検定が最も検出力の高い検定であることを示したものです。この結果は現代の統計的仮説検定の礎となっており、医学・工学・社会科学など多くの分野で応用されています。
エゴン・ピアソンはロンドン大学カレッジで長く教鞭をとり、後進の育成にも尽力しました。父カール・ピアソンとライバル関係にあったロナルド・フィッシャーとの論争はよく知られており、仮説検定の解釈をめぐる議論は統計学の哲学的深化にも寄与しました。
使い方・例文
「この臨床試験の設計ではネイマン=ピアソンの理論に基づき、α=0.05、検出力80%を設定した」という形で、医学統計や実験計画の文書に登場します。
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