ウミツバメとは?
うみつばめ
ウミツバメとは、外洋を主な生息域とする小型の海鳥で、嵐の中でも海面近くを飛び回る強靭な飛翔力で知られます。
ウミツバメは、ミズナギドリ目ウミツバメ科(およびコシジロウミツバメ科)に属する小型の海鳥の総称です。体長は15〜25センチメートル程度と小さく、燕のように細長い翼と二股に分かれた尾が特徴的です。
外洋性が強く、繁殖期以外のほとんどの時間を陸地から遠く離れた大洋の上で過ごします。嵐を予感させる荒天の前に船に近づく習性があったことから、英語では「ストームペトレル(storm petrel)」とも呼ばれます。その名は、嵐の前兆として船乗りたちに恐れられていた歴史を反映しています。
食性は肉食で、海面に浮かぶ小魚やイカ、甲殻類、動物性プランクトンなどを素早く捕食します。飛行中に足で海面を叩くようにして獲物を探す独特の採餌行動が観察されます。
繁殖は島の崖や草地に掘った穴の中で行われ、夜行性であるため天敵から身を守ります。世界各地の海域に多くの種が分布しており、日本近海でもコシジロウミツバメやクロウミツバメなどが確認されています。航路調査や離島での繁殖調査で重要な観察対象となっており、外洋生態系の健全性を測る指標生物としても注目されています。
使い方・例文
バードウォッチャーたちは外洋クルーズ中にウミツバメの群れに遭遇し、波間を縫うように飛ぶその姿を観察することがあります。
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