ウォルター・アルバレスとは?
うぉるたーあるばれす
ウォルター・アルバレスはアメリカの地質学者で、恐竜絶滅の原因が巨大隕石の衝突によるものだという「衝突説」を父とともに提唱した研究者です。
ウォルター・アルバレス(1940年〜)は、アメリカの地質学者で、カリフォルニア大学バークレー校の教授を長年務めました。父親はノーベル物理学賞受賞者のルイス・アルバレスであり、父子共同研究によって地球科学に革命的な仮説をもたらしました。
1970年代後半、ウォルターはイタリアのグッビオ近郊で地質調査を行っていました。白亜紀と古第三紀の境界(K-Pg境界、かつてはK-T境界とも呼ばれた)にあたる粘土層に、地球の地殻では異常に高い濃度のイリジウムが含まれていることを発見しました。イリジウムは隕石に多く含まれる元素であるため、父ルイスとともに「白亜紀末に直径10キロ超の巨大隕石が地球に衝突し、舞い上がったちりが太陽光を遮断して大量絶滅を引き起こした」という仮説を1980年に発表しました。
この「アルバレス仮説」(衝突説・隕石衝突説)は当初、地質学・古生物学の主流から強い反発を受けました。しかし、その後の研究でイリジウム異常が世界各地のK-Pg境界で確認され、さらにメキシコのユカタン半島沖に直径約180キロメートルのチクシュルーブ・クレーターが発見されたことで、仮説は広く受け入れられるようになりました。
この研究は、地質学における「天体衝突」という視点を確立し、惑星科学・古生物学・地球科学の交差点に新たな研究分野を生み出しました。現在では恐竜絶滅の主因として教科書にも記載される定説となっています。
使い方・例文
「約6600万年前に隕石が衝突して恐竜が絶滅した」という説明は、ウォルター・アルバレスらの研究に基づくものであり、自然科学の授業や博物館の展示でこの名前が登場します。
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