ウェスパシアヌスとは?
うぇすぱしあぬす
ウェスパシアヌスは古代ローマ皇帝で、内乱「四皇帝の年」を収拾してフラウィウス朝を創始し、ローマに安定をもたらした人物です。
ティトゥス・フラウィウス・ウェスパシアヌス(9〜79年)は、古代ローマ帝国第9代皇帝(在位69〜79年)です。軍人出身の皇帝として知られ、ネロの死後に生じた「四皇帝の年」と呼ばれる内乱状態を制し、フラウィウス朝を創始しました。
ウェスパシアヌスはイタリア中部の平民の家に生まれ、軍歴を通じて頭角を現しました。ブリタニアでの軍功や、ユダヤ戦争(66〜70年)での指揮官としての活躍が評価され、最終的に東方の軍団の支持を得て皇帝位に就きました。
皇帝としての主な業績は次のとおりです。
- 混乱した国家財政の再建と増税による帝国の安定化
- コロッセウム(フラウィウス円形闘技場)の建設着手
- ユダヤ戦争の終結とエルサレム神殿の破壊(息子ティトゥスが完遂)
- 元老院との協調関係の回復
ウェスパシアヌスは質素で実務的な人物として知られ、ユーモアのセンスでも伝えられています。小便税(公衆トイレからの課税)に抗議した息子に対し「お金には臭いがない(Pecunia non olet)」と語ったという逸話は有名です。79年に自然死し、後を息子ティトゥスが継ぎました。
使い方・例文
「ウェスパシアヌスが建設を始めたコロッセウムはローマを象徴する建造物だ」のように、古代ローマ史やローマ観光・建築の話題で登場します。
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