ウィルヘルミナとは?
うぃるへるみな
ウィルヘルミナとは、1890年から1948年までオランダ女王を務め、第二次世界大戦中には亡命先から祖国への抵抗を鼓舞し続けた君主です。
ウィルヘルミナ(1880年〜1962年)は、オランダ・オラニエ=ナッサウ家の女王で、父ウィレム3世の崩御を受けて1890年に10歳で即位しました。在位期間は58年にのぼり、オランダ史上最長の君主の一人です。
即位当初は摂政のもとで統治され、1898年に18歳で親政を開始しました。第一次世界大戦中はオランダの中立を維持し、国民を統率しました。
ウィルヘルミナの名が特に輝くのは第二次世界大戦の時期です。1940年5月、ナチス・ドイツがオランダに侵攻すると、女王はロンドンへ脱出し、亡命政府を率いました。BBC放送を通じてオランダ国民に向けてメッセージを発信し続け、占領下の国民の抵抗精神を支える精神的支柱となりました。
1945年の解放後に帰国し、英雄として迎えられました。しかし戦争による消耗と高齢を理由に、1948年に娘ユリアナに譲位しました。
退位後も「オランダの母」として国民に慕われ、1962年に82歳で世を去りました。強い信仰心と民主主義への信念を持ち、近代オランダの象徴的君主として高く評価されています。
使い方・例文
「ウィルヘルミナ女王はナチス占領下でもロンドンからラジオ放送でオランダ国民を励まし続けた」というように、第二次世界大戦史や亡命政府を扱う文脈でよく登場します。
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