ウィルフレッド・セシジャーとは?
うぃるふれっどせしじゃー
ウィルフレッド・セシジャーとは、20世紀のイギリスの探検家・作家で、アラビア半島の砂漠地帯や中東の未踏の地を徒歩や隊商で旅したことで知られる人物です。
ウィルフレッド・セシジャー(Wilfred Thesiger、1910〜2003年)は、イギリスの探検家・旅行作家です。エチオピアのアジスアベバで生まれ、幼少期からアフリカや中東の文化に親しんで育ちました。
セシジャーが特に名声を得たのは、アラビア半島南部の「ルブ・アル・ハーリー(空の四分の一)」と呼ばれる広大な砂漠地帯を、ラクダによる隊商で縦断した探検です。この旅の記録は著書『アラビアン・サンズ』にまとめられ、世界的に高い評価を受けました。同書は20世紀の旅行文学の古典とされています。
また、イラクのマーシュアラブ(湿地帯のアラブ人)とともに数年間生活した体験を記した『マーシュ・アラブ』も代表作のひとつです。彼は近代文明よりも伝統的な遊牧民・部族民の生活様式に深い共感を持ち、西洋化や開発が失わせる文化への強い敬意を作品に込めました。
セシジャーの探検は純粋な知的好奇心と人間への興味に動機づけられており、20世紀後半の旅行・探検文学に大きな影響を与えた人物として記憶されています。
使い方・例文
「ウィルフレッド・セシジャーは、ラクダで砂漠を縦断した最後の大探検家のひとりとして、中東旅行文学の文脈でよく引用される」というように用いられます。
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